My Friends,
ホーチミンから最後のベトナム便りを出しています。本日の深夜便で成田に向かいます。
3年、早かったような遅かったような?自分の好きな分野での仕事だったので、現場に出ているときはこの上なく楽しかったのですが、一度事務所に戻ると山のような仕事が〔Welcome!〕と言わんばかりに待ち受け〔Oh my God!〕気分。それも本日をもって終了かと思うと、やっぱり感慨無量。いろいろあっても、自分の成長の糧(その年でまだ成長云々かんぬん言っているのかって?)になったことは事実。感謝してます。
ホーチミンのホテルの部屋で振り返って一番心に残っていることは…?人との繋がり。ベトナム人は意思表示がはっきりしていて、嬉しい時は顔全体で喜びを表し、その逆に嫌なことに対しては恐ろしい形相と強い言葉で反論してきます。当初はハーブをふんだんに使った強い匂いの料理同様、慣れるのに時間がかかりました。でも今は躊躇することなくムシャムシャ。人との付き合いも同様で、時間の経過と共に、逆に親密な関係を築けることにも気づきました。
例えば、3年前に滞在したホテルのオーナーは今も何かある毎に食事やパーティに誘ってくれたり、ダナン市内観光に連れ出してくれたり。また多忙な中、出入国の際の空港へも必ず顔を見せてくれます。今回お世話になったホテルも、食事やカフェへのお誘いは連日。賑やか大好き、口をじっと閉ざしていることがないベトナム人。1人で滞在している私がとても淋しく映ったのかもしれません。当の本人は一人でボケーっとしている時間を楽しんでいたのですが…。いつも誰かと一緒にいる彼らには、きっとそう映ったのでしょう。
また、街中を自転車でフラフラしていると、誰かが私の名前を。フム?と振り返ると、近所の屋台のオバちゃんであったり、先日乗ったタクシーの運ちゃんだったり。日本の古い諺ではないが<袖振り合うも多生の縁>。知らない間に仲間が増えていました。
明日の朝には日本。しばらくは休憩し、また次の一歩を踏み出したいと思ってます。今後とも宜しくお付き合い下さいね。
Hisayo
追伸:
1) 写真はベトナムの麺料理に欠かせないバナナの花を千切りにしたものです。温かい麺に混ぜたり、サラダとして頂きます。

2) 典型的な地方都市の家屋です。

3) 地方都市で良く見かける果物売りのオバちゃんです。
